1.MIDI音源によるサンプル曲です。(17KB)

2.「大鳥の勇」 ライブ録音のナレーションと演奏全曲をUPしました。(H.16.12.1)UP
   ナレーション   演奏全曲

 *上記で聴くことができない場合はこちらをお試しください。
     ナレーションootorinoyuu-kaisetu.wma  

      演奏全曲ootorinoyuu.wma  

解説(ナレーション用

  尺八・箏二重箏曲
          「大鳥の勇」       佐藤障山 作曲

 この曲は、源義経公が源平合戦への旗揚げをした折り、その四天王とうたわれた 佐藤継信公・
忠信公の兄弟の活躍をもとにその妻たちの心情を思いながら作曲したものです。
 この兄弟は、当時、奥州南部の広域を治めていた信夫(現在の福島市周辺)の荘司 大鳥城主:
佐藤基治公の子で平泉の鎮守府将軍 藤原秀衡公につかえ義経公が旗揚げをした折り義経公の
忠義な近臣として、目覚ましい活躍をしました。しかし、惜しくも兄 継信公は、「平家物語 継信最
後の段」でも知られるように、四国屋島の合戦で、義経公を射ようとする能登守平教経の矢を、身体
で盾となって主君を助け、自らは、討ち死にしてしまいます。
 一方、弟 忠信公は、その後も義経公の力となって活躍をするのですが、後に義経公が、その兄 
頼朝との和を失い京都 堀川の館で苦境に陥った時、主君義経公を脱出させるため、自ら義経を
名乗り出て応戦し、これまた身代わりとなって討ち死にしてしまいます。
 そのことを知らされた兄弟の奥方たちは、老母 乙和御前の悲観を察し、気丈にも自身の悲しみを
こらえて、甲冑を身に着け兄弟の凱旋の勇姿を装い、姑の心をいやしたと伝えられています。

 「笈も太刀も五月にかざれ紙幟」 奥の細道 飯坂にて  松尾芭蕉

時は移り変わっても、継信公・忠信公兄弟の忠誠とその奥方たちの孝行心は、人々の心を打ち
後の世まで伝えられています。

 一九九七年 七月  第十回 柊山会尺八演奏会 にて
                箏:「箏・三昧」橋本治恵 尺八:佐藤障山 により初演。

下記URLは、関連のサイトへのリンクです。

http://www.f-open.or.jp/%7Efks148/resort.html
http://www.naf.co.jp/yoshikawaya/sight.stm
http://www.kanouya.co.jp/hot/kanko.html
http://www.naf.co.jp/utsukushima/sight/kanko/kanko30.stm
http://www1.sphere.ne.jp/kusitu/




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